福岡県にある真言宗寺院です。各種法務を賜ります。

● 写経

 

 写経とは、仏教において経典を書き写すことや、書き写された経典のことをさします。

 

 初期の大乗仏教のある経典には、「この経を受持し、読誦し、解説し、書写し、説の如く修行すれば、よく大願を成就す」( 『法華経』)とあります。

写経(真言宗密蔵院 福岡)

 

 写経には、大きく分けて「蔵経」と「願経」の2種類があります。

 

 蔵経とは、寺院などで一切の経典を書き写し、それらを深き仏の智慧や学びとして世のために広く役立てるために書かれたものです。

 

 他方、願経とは人々の心願成就を祈りそれぞれの思いをしたためたものです。

 

 なお、当会の写経は「善根」、「功徳」、「徳行」として、他の多くの人々の「願い」を、自身の願いの如く深く祈り、 「自利利他」(じりりた)の崇高なる精神のもと、 自他共に心を豊かにするために積む「心」の修養です。

 

● 般若心経

 当院では、『般若心経』の写経を行っております。

 

 

 ■ 『般若心経』とは

 

 文字の数、六十億四十万字、『大般若波羅蜜多経』(だいはんにゃはらみったきょう)六百巻。

 

 それは、大乗仏教の大切な教理を集大成した経典をいいます。

写経(真言宗密蔵院 福岡)

 

 その壮大な教えを文字数、わずか266文字に集約させたものが『般若心経』です。

 

 「花は紅(くれない)、山は高く、水は清い・・・」こうした私達を取り囲む大自然の理(ことわり)にこそ大切な何かが秘められているのかもしれません。

 

 

 お釈迦様の教えとは・・・

 

 ● 「諸悪莫作」(しょあくまくさ): もろもろの善くないことはつくるなかれ

 

 ● 「衆善奉行」(しゅぜんぶぎょう):広く善いことは進んでおこないなさい

 

 ● 「自浄其意」(じじょうごい): 自らその意を浄めよ

 

 ● 「是諸仏教」(ぜしょうぶっきょう):これ諸仏が説かれる教えなり

 

 

 特に、当院では、仏の三密と、私達の三密が一体となり、その「加持」(かじ)の大いなる験力によって、あらゆる苦しみの元凶、“三障四魔”・“煩悩”を打ち砕き、仏の大いなる「智慧」と「慈悲」を得れるように丹精込めて一筆一筆を大切にしながら写経してまいります。

 

 (備考)

 

 ● 三障四魔(さんしょうしま)とは、私達の仏道修行を妨(さまた)げ、我々人間を悪の道へ至(いた)らしめる「三種の障(煩悩障)」と四種(ししゅ)の“魔”をいいます。

 

 ● 「煩悩障(ぼんのうしょう)」と は、貪(とん)・瞋(じん)・癡(ち)等の仏道精進、修行を妨げる「障り」(悪い影響)をいい ます。

 

● 清らかな「心」で

■ 写経を行う際の心得とは

 

 どんなに素晴らしい「教え」も、決して目で直接見ることができず、

 

 手で触れることも出来ないかもしれないけれど、

 

 「こころ」静かに、清浄なる「心」で、    

 

 お釈迦様の、先人達の・・・尊き“教え”を、

 

 大切な思いを一枚の半紙にしたためる。

 

 素直な「心」、私達の一番大切なもの。

 

 自他共に大いなる幸あらんことを、その深き願いを込めて。  

 

 

 ● 写経の作法

 

 本来、写経には特別な決まり事はございません。しかし、だからといって、「不作法」に何でもかんでもでも勝手放題でもいけません。やはり、大切な方へ手紙を書く時と同じ姿勢・気持ちで。襟を正し、心を静め、端正に一筆一筆にその思いを込めて。

 

 当会では、およそ以下の手順、作法によって写経をおこないます。

 

 @ 写経室(ご自宅等)へ入室なされるときに弾指いたします

 

   ※ 入室前に口を漱ぎ手を洗っておきます

 

 A 「三礼」いたします

 

 B 着座、経机の経本、写経用の料紙、筆など

 

   服装などを整えます 

 

   ※ 焼香・数珠

 

 C 目を閉じ、深呼吸し心身をリラックス

 

 D 般若心経を一巻読誦いたします

 

 E 願文(がんもん)を唱えます

 

 F 写経

 

 G 書き終わったお経を読経します

 

 H 回向

 

 I 三礼・退出

 

 

 なお、写経に関する詳しい所作・作法等は当院にて直接ご指導いたします。

 

 是非、写経に興味のある方はもちろん、善行功徳をたくさんお積みになりたい方はお気軽に当院の写経会へにご参加いただければ幸いです。

 

 皆さま方と共に素晴らしい実り多きお時間をご一緒に過ごしたいと思っております。 

 

 それでは、どうぞ宜しくお願いします。 合掌

 

● 写経会等のお問い合わせ

 

 当院での、写経等のお問い合わせは下記のご連絡先までお問い合わせください。

 

 真言宗密蔵院副住職 慶祐 : 080−6475−8796

 

  ※ 写経会や瞑想会等に関するお問い合わせ先

 

● 各種法務のご依頼

真言宗密蔵院(福岡)


 
ホーム 慶祐ブログ 護摩祈祷・祈願 慶祐プロフィール お問い合わせ